【第17話】ツーリング編: PictonからMurchisonまでの移動 (2012年2月15日の出来事) [海外ツーリング(ツーリング編)]
皆様大変お待たせいたしました。
第17話は、「ツーリング編: PictonからMurchison までの移動」 で、ツーリング第3日目の2月15日の出来事の御報告です。
前回は、Picton港でフェリーに乗船してNZ首都のWellingtonまで海上移動してWellington市内を走り、トンボ帰りでPictonまで戻ってくるまでを御紹介しました。
今回は、 Pictonを出発してひたすら南下、Nelsonという港町を通過して、さらに南下してMurchisonというとても小さな町にたどり着くまでを御紹介したいと思います。
では、始めましょうか。
2月15日は以下に示すルートを辿りました。この日は風邪による発熱もありまして.... 走行距離は短めです。
第3日目のGPSログです。
走行日 : 2012/02/15
走行距離 : 241 km
走行時間 : 8時間50分
出発地 : Picton
到着地 : Murchison
前回、御紹介したようにPicton行きのフェリーの中で非常に嫌な悪寒を感じて、何とか深夜にPicton市内の宿にはたどり着いたのですが... 夜は高熱が出て大変苦しかったです。日本から持ってきたアスピリンを服用したり、氷で冷やしたり、水分を沢山取る等々のセオリー通りの処置をして、翌朝にはなんとか回復してオートバイに乗ることが出来るのですが、夕方にはまた熱がでる... といった日々が数日続きました。
症状からしてインフルエンザではなかったのが不幸中の幸いでした。日本ではインフルエンザが猛威をふるっていた2012年2月ですので、もしインフルエンザだったらツーリング日程が大幅に遅れることになったと思います。 インフルでなくて本当にヨカッタです。
ちなみに、この日はふっと昔のことを思い出していました。1994年頃だったと思います。学生の頃にゴールデンウイークの4月後半の北海道の道北にある朱鞠内湖でキャンプをしたのですが、GWといえどもキャンプ場の辺りは雪原が広がっており、唖然としつつ若気のいたりで春装備でキャンプに突入し、 札幌の自宅に戻ってから高熱が出たことがありました。
よりによって、ツーリング最中に風邪をひいたのは20年バイクに乗って今回の一世一代の海外NZツーリングが初めてです.... ブログをご覧の皆様、ツーリング前の健康管理には注意してくださいね...
高熱にうなされた翌朝です。 ど根性で出発です (笑)
Picton港を見渡せる丘を通りかかり、港を一望します。
Picton港はものすご~く小じんまりとした港でした。 昨日に昇ったスロープらしき橋も見えますね。
Pictonを出てNZ南島の南下を始めます。
クネクネした山道を走ります。大きなキャンピングカーが前を走っています。若干遅いので、直線が続く見晴らしが利くところで追い越しましょうか。
直線で追い越します。 また前にキャンピングカーが見えますね。
このキャンピングカーも直線で追い越します。
NZはとにかくキャンピングカーが多かったです。バイクよりも確実に多いと思います。家族そろってキャンピングカーできままに移動しながらバカンスを過ごすのでしょうね。
とてもいいお国柄だと思います。
こんな車も追い越して。 (笑)
単調な道ですが、ドンドンいきますよっ。
NZには下の写真のような大きなシダがたくさん群生していました。九州ツーリングしたときのことを思い出します。
単調な道ですが、さらにドンドンいきますよっ。
こんな小さな集落を何回か通過します。
さらに進みます。
単調な道がつづきますが、とても気持ちいのいい快走路でした。
ふーっ気持ちいいー。
湖らしき景色が見えてきましたが、実はこれは海ですね。
Picton周辺は北欧の国々でよく見られるリアス式海岸が広がっています。
ちょっと、休んでいきましょうか。
バイクから降りて、ちょっと休憩です。
再び走り出すと小雨が降ってきました。 降ったり止んだり晴れ間が少し見えたり...... この日は天気は不安定でしたね。。。
おっ、これはBMW800GS?
これは、多分スズキのV-storm?
これは、BMW1150GS?
これは、いすゞエルフ(笑)。 以前いすゞ藤沢工場の近くの湘南台というところに住んでいましたので、 だからどうってわけではありませんが。NZでもいすゞのトラックは沢山見かけました。
NZパトカーです。NZでも結構ねずみ捕りのような取り締まりをよく見かけました。
対向車がパッシングしてくれることも数回あり、NZドライバーに何回か助けられました。
NZでもパッシングしてくれる文化がありました。
T字路です。これを左に...
Nelson方面に曲がります。
小さな町を通過します。
日本ではありえない100km/h OKの標識です。 とにかく距離が稼げました。
Nelsonまであと73kmです。
しばらくNelosnに至る風景をお楽しみ下さい。
っということで、Nelson到着です。
そういえばオイル交換をしばらくしていないことに気づきました。確か横浜でオイル交換して1000km以上交換してません。Nelsonくらいの大きな町ならバイク屋はあると思います。Nelosn市内に入りましょうか。
左折してNelson市内に入ります。
ちょっと路肩に停めて、ネットでバイク屋をさがしています。
スズキのディーラーがヒットしました。そこに向かいましょうか。
Nelson市内にドンドン入っていきます。
おっと、誰か道路を横断しようとしています。 こんな時こそ日本人の心意気を見せましょう。
「どうぞ渡ってください」 とジェスチャーで示します。素敵な笑顔を返してくれました。 しばし心が和みます。
しばらく進むとスズキの看板が見えてきました。 Nelson Suzukiです。
Nelson Motorcycle Centreです。はるばる横浜からやってきましたよ。
さー、オイル交換をお願いしましょうか。
この方、Nelson Motorcycle Centreの店長さんです。とっても親切な方でした。
飛び込みにもかかわらず直ぐに対応していただきました。 ありがとうございました。
サービス工場に移動して。
Nelson Motorcycle Centreのメカニックの方が登場です。
ピット内に移動しています。
作業台の上に移動しています。
さあ、オイル交換作業開始です。
オイル交換作業が終了して、作業台から降ろしています。
作業終了です。 ありがとうございました。
さあ、出発と思いましたが...
振動でネジが脱落している箇所が1箇所あるのを思い出しました。ネジを分けてもらいましょうか。
ウインドウスクリーンを止めるネジが振動で脱落しており、Pictonでタイラップ固定の応急処置をしていました。ここのネジを分けてくださいとお願いしています。勿論代金は払うと申し出ています。
しかしこの店長さん、代金は受け取ろうとせず、「あげるよ」とのこと。有難く頂戴いたしました。
頂いたネジでウインドウスクリーンを取り付けています。
取り付け完了!
ということで、オイル交換とウインドウスクリーンのネジ取り付けを行い、Nelson Motorcycle Centre店内を見学。
おーっと、ジェベル200の親戚のDR200SEでないですか!ここNZではツーリング用ではなくファームバイク用(牧場での牛追い用) としてのニーズがあるのでいまでもカタログに載っているようです。
日本では我がもう1台の愛車ジェベル200はかなり前にカタログ落ちしてしまいましたが、今でも海外輸出向けに浜松では細々と生産ラインが稼動しているのでしょう。
このDR200SE、ハンドルバーやフロントキャリアがなかなかヘビーデューティーでかなりいい味出しているではないですか。このまま日本で販売したらそこそこ売れますよ、スズキさん。アンダー400のデュアルパーパス車が絶滅危惧種になっていますが(ヤマハのセローぐらいだけになってしまいました...)、ニーズは必ずあります。 ぜひジェベル200として再販して下さい。スズキさん。(笑)
ということで、Nelson Motorcycle Centreを後にします。
再びNelson市内を駆け抜けます。
ホームセンターでちょっと買い物をして。
このホームセンターに薬局があったので風邪薬をゲットです。 当然ながら体の大きい外人用ですので、効果テキメンでした。汗がドバーっと出て熱が下がり夜がかなり楽になりました。
休みながら南下を続けつつ、また熱が出てきて悪寒を再び感じてます (汗...)
なんとか、ど根性で悪寒と戦いつつ頑張って Murchisonという小さな町のモーテルの転がり込みます。
以上、第3日目の御報告で、 Pictonを出発してひたすら南下、Nelsonという港町を通過して、さらに南下してMurchisonというとても小さな町にたどり着くまでを御紹介しました。
次回の第18話は、第4日目です。 Murchisonを出発後に西海岸ぞいに南下移動してWhataroaまでの移動を紹介します。楽しい出会いもあり印象に残る日でした。お楽しみに。